マーストリヒトへ移動2006年04月15日 20:13

海洋博物館の帆船を背に
ホテルのレストランには子供用のおもちゃや食べ物が別枠で用意してあり、Yuは早速、魚つりゲームをゲットしてきた。このホテルは家族連れが多いが、今日は日本人の家族が多かった。トラムでアムステルダム中央駅に行き、そこからは歩いて海洋博物館へ行く。っここは東インド会社の帆船を復元して海に浮かべて展示していて、中に入って見学する事ができる。オランダと言えば鎖国時代の日本と交易のあった数少ない国で、海とオランダは切っても切れない。またペリー提督の「日本遠征記」ではオランダの事をあまり良く書いていなかったので、おもしろそうだ。時間切れで全てを見る事はできなかったが、イギリスとの海戦を多く紹介していた。以前ウィンザー城を訪れた際に、クリミア戦争について多く紹介していたが、それまではクリミア戦争と言えばナイチンゲールの事しか知らなかったが、イギリスにとって大きな戦争であったことを知った。ある国の歴史やそれに対する国民の考え方はその国に行かないとなかなかわからない。オランダはアジア貿易でアヘンと香辛料の独占交易権を得て、大きな利益を上げていたらしい。そのため?イギリスと衝突し、海戦が多くあったようである。また、海洋航海技術、造船技術なども紹介していた。博物館で歴史の一端に触れると、良い事も悪い事も含めて、その国の国民の知恵、勇気、底力を感じる。
1:19発マーストリヒト行きの電車に乗る。車窓にはずーっと平原と運河の景色が続く。かなり内陸まで入っているはずだが、タンカーが運河を進んでいくのである。
 16:00頃にマーストリヒトに到着する。マーストリヒトはきれいで、アムステルダムとはかなり雰囲気の違う街であった。石畳の道路もきれいに整備されていて、ちょっとあか抜けした感じのする街であった。明日のアムステルゴールドレースのスタート会場のマルクト広場に行き、レースのパンフレットをもらう。今日は暖かかったので、屋外の席で夕食を食べた。オランダの料理はおいしくないが、マーストリヒトはドイツ・ベルギーの国境に「囲まれた」地帯で、ここだけはおいしい、と言う事をオランダ人自身が認めているそうである。マーストリヒト・シチューとValkenbergソテーを食べたが、ホントにおいしかった。