Fleche Wallonne観戦2006年04月19日 12:13

Fleche Wallonne
FlecheWallone観戦。天気予報によると今日は天気がいい。雨の日のレース観戦は辛いので、ほっとした。7:45ホテルを発つ。8:03にMidi駅に到着。8:36のLuxembourg行きの電車をNamur乗り換え。11:33Namur発のICが10分遅れたため、つながりよく乗れた。電車がHuyに到着したのが10:15頃。Wallone出身というおじさんにmuurまで連れていってもらう。Huy駅から20~30分歩いてDVDでこれまでに何度も見たHuyの壁に到着。バルケンベルグで会った、日本から観戦に来た彼女達とも会う。
400m 地点がもっともきついle muurであるが、選手を長い時間見る事ができ、なおかつと隣に人が立っても見える、緩くカーブしているポイントで見る事にした。ゴール前約80mである。ちなみにHuyの壁に当たるような坂を三重では見たことがない。妥女の杖突坂(ヤマトタケルが杖を付かなければ登れなかった、と言う故事にちなむ坂)が1Km続く、と言えば分かりやすい?仙台に住んだことのある方なら、亀岡の坂といえば分かると思う。Huyの壁はまさにあの亀岡の坂である。
シャルルロワを11時にスタートして、12時50分には1周目のHuy周回。位置を決めたのが11時過ぎくらいで、ホセルイスアリエッタとフレデリックイノーが逃げて、約5分後に集団が。ディルーカは余裕の。バッソが集団の様子を見ながら中程に。CSCの車にリースが。2周目は13:30にやって来た。レース状況は1周目と同じ。しかし集団ではベッティーニがアタックして、集団前方は一列棒状。後ろはばらけていて、ディルーカは集団の中程で苦しそうな表情。バッソも集団の最後で、ちょっと間が空いている。最後のゴールは15:40頃である。トイレに行く間にオーロラビジョンを見る。12時には女子のフレッシュ・ワロンヌがスタートしていて、男子のゴールの1時間ほど前になる3時に先頭がHuyの壁を登ってきた。アナウンスが沖さんの名前を何度も呼んでいたので、先頭集団に入っているようだ。しかし最初に現れたのは2-3人の選手で、一人が抜け出している状態。女子はばらけた状態でゴールしてきた。沖さんは20-30秒程遅れて、現れた。「沖さんがんばれー」と声をかけるとこっちを見ていた。それからしばらくして唐見さんも現れた。女子は国のジャージを着て参加している選手とチームジャージを着ている選手とに分かれているようだ。女子は最後の選手が30分ほど遅れていたのでかなりバラけていた。そうしてみると沖さん、唐見さんの成績はかなりいい方だ。男子と女子は国の強さはかなり違うようだ。NZやカザフスタンはあまり強くないようだ。女子のゴールの頃からゴール前の人の数がどんどん増えてきて、ちょっとした隙間にどんどん人が入ってくる。隣に老夫婦のおじさんがウィンクしながら入ってきた。いよいよ男子のゴールである。アナウンスは、誰がアタックしたと細かく伝えているようだが、このままゴールまで集団で来そうだ。アスタルロアの名前を連呼しているので期待していたが・・・ヘリの爆音が近づき、白バイがたくさん通り過ぎると、ゆっくり進む車と下からの大歓声とともに集団が見えた。先頭はユスカルテルとLibertyのジャージが見える。小集団で先頭グループがゴールに突進してきた。選手達が目の前に来たときに、自分の前でバルベルデが最後のスパート!バルベルデは笑みを浮かべていて「いただき!」と言っているように見えた。ベッティーニが現れるが苦しそうな表情だ。次々にばらけた状態で選手達がゴールしてきた。トーマス・デッカー、エリック・デッカー、アクセル・メルクス、ヤクシェ、バッソらがゴールしてきた。先頭集団がゴールすると、観客が一気にコースになだれ込むが、まだ選手達がゴールしてくる。インタビューと表彰をオーロラビジョンで見た。ローラン・フわっていニョンの姿も見える。コースを下りながらHuyの駅を目指す。
電車に乗ると、まわりにおじさんたちが座っている席。すぐに、陽気なおじさんが入ってきて、日本人がいるぞ、と言いだした。話を始めるとこのグループもフレッシュ・ワロンヌを観戦したおじさん達。自転車レースの話がどんどん盛り上がって、これからみんなでパブに行くのでおまえも来い、と言う。怪しいおじさん達ではなさそうだし、ずっと自転車の話をしていたので大丈夫だろうと考え、一緒にOutigennsの駅で降り、メンバーの一人Wimのなじみのパブへ行く。おすすめのベルギービールを教えてもらい、まずKeriekという、サクランボのような果実のビールを飲む。それから一番よく話をしていたIvanがおすすめのTrapistビールのOvalを試した。KriekもよかったがOvalは味が濃くて苦く、おいしいビールだった。生ハムやビスケットが出て、その間、レースの話や、オランダチャンピオン、ベルギーチャンピオン、ベルギーのサッカーチームの話をし、またおいしいベルギービールを何種類か紹介してもらった。1時間後に、電車に飛び乗った(電車まで走った)。このグループはどういうグループか?、と聞いたら、毎年必ずフレッシュワロンヌを見に行くため、ブラッセル・ミディ駅発9:06の電車に乗るメンバーのグループだとの事(Railway Gang)。来年の9:06にはお前もこい、といわれた。「ベルギーでレースを見るなら、これを忘れちゃいけない」と、メンバーの一人が用意していて今年の観戦レーススケジュール表をくれた。ミディ駅までは20分程度。ミディ駅で別れようと考えていたが、Zotteegemまで帰る電車の時間があるので、二次会だ、と言う事になった。ベルギーのワロンヌ地方とフランドル地方の違いや、人々の考え方の違いなどをきいた。最後は握手してミディ駅で別れた。レースも楽しかったが、ベルギーの人達とビールを飲みながら話をするという得難い経験をすることができたことが何よりもいい経験だった。