Tour of Britain-ロンドン2006年09月03日 00:53

バッキンガム宮殿前を通過する選手達
ロンドンでのTour of Britain観戦2日目。
今日はTour of Britainの最終ステージ。ロンドンの近郊のグリニッジを14:30にスタートし、ロンドンのビッグベン、ケンジントンパーク、ハイドパーク、バッキンガム宮殿、StJamesパークを20周して16:30ゴール。レースがスタートする時間が遅いので、早めにロンドンへ出かけ、初めて行くデパートや、ショッピングを楽しもうと、朝8時頃に家を出る。今日はThornHillのPark&rideを利用する。これだと、OxfordcityCenreまでバスを利用せず、自家用車で行ける。8時15分のバスに乗る。ロンドンのマーブルアーチには10時前に到着する。今日は日曜日なので店が開くのは昼からである。ハイドパークを通り抜け、巨大なデパートHarrods周辺へ行き、辺りをウィンドウショッピングする。これだけでも結構疲れるものである。Yuはだっこと言い出し、budoriも疲れていたので、またハイドパークまで戻り、お昼ご飯を食べることにした。ちょうどチャリティランが始まったところで、人の列が何キロも続く。リスが走り回っているのでYuは大喜び。みんな元気になったところで、再出発。はじめてHarrodsへ行く。Harrodsでトイレを探していると"Luxury toilet"
の表示があり、入っていいものかどうか迷ってしまった。

バッキンガム宮殿前のRoundaboutで見る事を決めていて、30分前に到着すると、すでにベストポジションは空いていなかったが、バッキンガム宮殿を背にした、いい場所を確保する。
T-Mobileの宣伝部隊がやってきて、Tシャツ、キャップを配り始める。通常の」キャラバンとは違うちゃんとしたアディダスのTシャツである。”すぐこの場で着て”と言われ、ようやく分かった。テレビに映りやすい場所なので、T-Mobileの」ピンクが目立つように、」この一帯をT-Mobileで埋めようとしているのである。後ろにはT-Mobileの大きな旗を保った部隊が立つ。猛スピードのバイクが走り過ぎ、ヘリの爆音が聞こえてくると、ワクワクしてくる。ディレクターの赤いベクトラがやってくると、拍手とともに選手の集団がやってきた。まだそれほどスピードは上がっていない。これから20周である。レースリーダーであるCSCチームが集団の先頭に立っていて、ヤコブ・ピールはずっと引き続けている。3周くらいからRecyclingチームの選手と赤いPostチーム、ビアンキ9に乗ったチームの3選手のブレークが決まる。
3人はひたすら逃げ続ける。Recyclingの選手はbudoriの前を通過する際にはいつも先頭を引いている。周回が残り5周頃からスピードが上がりはじめ、ロジャー・ハモンドに勝たせようとするBritishCyclingチームが猛烈なスピードに上げている。ここまで引き続けて、仕事を終えたBritishの選手達が第2集団を作っている。T-モバイルもイギリス人のマーク・キャベンディッシュ(コモン・ウェルスチャンピオン)を勝たせるために、集団を引っ張り続ける。

しかし、次周にはクイックステップの選手達が先頭を固めてものすごいスピードで引いていて、ブーネンはスプリントを始めるのにベストの位置につけている。スピードはこれまででもっとも高く、集団は最後のスプリントに残れる足のある選手達だけの10人ほどの小集団になってしまった。コーナーを曲がってから500mでゴールであるが、もうここからは見えない。レース終了後、表彰台まで行くと、ブーネンの優勝シーンが何度もオーロラビジョンで流されていた。圧倒的ではないが、わりと余裕の勝利である。ハモンドもキャベンディッシュがかなり追い込んでいたが、届かなかった。レース後にハモンドは周回コースをゆっくりまわりながら、ファンに挨拶をしていた。ハモンドの顔は野蛮だとずっと思っていたが、人柄がよく、いつもファンの声援には笑って振り向いてくれる。顔で判断していたことを反省。

レースが終わり、BikeFestのブースを見て回る。ロンドン市はTransportforLondonと、CyclingCampaingの2つのブースを出している。警察、救急も自転車を使った活動を紹介していた。また来年はツール・ド・フランスのスタート地点がロンドンであり、ツールを宣伝する特別車も来ていた。