Yuの希望2006年10月02日 06:45

今日はYuが歩きたいというので、学校からの帰り道、自転車を押しながら歩いて帰ってきた。Yuが「Yuも大人になったら大学いくかな~?」と聞いてきた。「Yuがいきたければ行けるよ」と言うと、「ママと同じ大学に行きたいー」と言う。感心、感心と思いつつ「パパとママは同じ大学だったんだよ。Yuも同じところに行くか?」、「行くー」。「どうして同じ大学がいいの?」「だってそうしたらママとパパとずっと一緒にいられるもん」。まあ、そりゃそうだ。まだYuにはそれくらいしか理由はないよなー。
 一旦家に帰った後、学校の近くの公園に自転車で出かけた。Yuは自慢のKittyちゃん自転車である。

Trudyの家へ行く2006年10月05日 06:54

コニーと一緒にTrudyのところに預けた。TrudyはWolson College Nurseryにいた時の保育士さんで、年配の女性だがものすごく元気で、よく子供を叱るので、子供からはちょっと怖がられているが、ちゃんと子供に教育をしようと考えているのがわかるのでbudoriは信頼している。夕方、6時半にHeadingtonのTrudyの家まで迎えに行くと、三人がソファに座っていた。楽しかった様でよかった。帰りの車の中でYuは「Trudyの車に乗ってて気持ち悪かったんだけど、英語でなんて言っていいかわからなかった」と言っていた。

サイクルショー2006年10月06日 06:55

サイクルショー入り口
ロンドンのサイクルショーへ行く。車をHeadington郊外にあるThorhill Park&Rideに停め、ロンドン行きのバスに乗る。学生なので、学割で5£安くなった。
 べーカーストリートでバスを降り、お昼のドーナツを買いに行った際に、初めてべーカーストリート駅にシャーロック・ホームズの銅像がある事に気づいた。日本で放映していたジェレミー・ブレッドのホームズとは違う、長身痩躯のホームズである。
 地下鉄Jubilee LineとCityLineで会場のCustom House EXCELに到着したのが11時半頃。ここでも学割がきいて2£安くなった。
 サイクルファンは国が変わっても同じだ。みな自転車を持ち上げたり、チューブのつなぎ目を覗いている。日本との違いは年配の夫婦が多い事だ。白髪のおじいさんが夫婦でプロ用のレース自転車についていろいろと出展者に尋ねたり、寡黙な夫婦がじっと自転車を眺めていたりする光景を多く見た。
 サイクルファッションショーでは、ダンサーがサイクルウェアを着て、閃光がきらめく中を激しく踊っている。サイクルウェアは自転車に乗っているとスマートでカッコいいが、ブレークダンスをしているのはちと妙だ。
 Budoriの研究しているような内容を、ビジネスにしている会社が2社出展していた。そのうちの一社は、”予想外の事態が起き、現在担当の者がおりません。連絡事項があれば、用紙に記入して備え付けのポストに入れて下さい”とあり、ビデオが延々と流れていた。きっと文字通りの自転車操業なのであろう。
 気に入った自転車の話を聞いて、オックスフォード行きのバスに乗ったのは18:45。結構な時間になった。帰りの車中で文芸誌を読んでいると、運転手が「激しい交通渋滞のため、Thornhillは迂回します。Thornhillへ行く方はバスを乗り換えて下さい」と言うアナウンス。っつう事は、車まで行けない?隣のおばさんに、尋ねたら、隣のおばさんも同じところに車を停めている、との事。特に動じる事もなく、うんざり、と言うあきらめているような感じ。
 バスは高速道路を降り、真っ暗闇の道を猛スピードで飛ばし続ける。時々民家が現れるが、全く知らない場所だ。だんだん不安になってきて、読書灯を消すと、今日は満月に近い月が出ている事に気づいた。月光下に、丘が照らされていて、なかなかきれいな光景だ。
 Headingtonでバスを降りると、同様に車を取りに戻る人達が7人ほど降りる。すぐにロンドンのガトウィック空港行きの客なしの空バスが来て、これに乗る。運転手の話によると、工事の通達は全然なく、今日も突然車線規制が始まり、大渋滞が始まったとの事。Headingtonという街のラウンドアバウトはM40と言うロンドン行きの高速道路と、オックスフォードの西へ向かうA40と言う幹線道路、それからオックスフォード市内へ入る道が交差する、大渋滞で有名な交差点。たたでさえ混むこのラウンドアバウトはずっと工事中で、交通渋滞がひどい。何の工事をしているのか、オックスフォードの人も知らない人が多い(少なくともbudoriのまわりに理由を知っている人はいない)。
Thorhillで全員の客を降ろして、また空のバスはガトウィック空港めざして走っていった。

オックスフォード大サイクリング部2006年10月07日 07:02

オックスフォード大キャプテン
今日はOUCC(Oxford University Cycling Club)の新入生歓迎ライドが午後からあるので、午前中に買い物に行った。
買い物に行くと小学校の先生がいた。

集合場所であるTrinity Gateへ行くと、鍛え抜かれた猛者ばかりではないか?、と言う予想に反して、ポロシャツに通学車、ジムでトレーニングする様な出で立ちで、通学マウンテンバイクなど。学生ならではで、ほほえましい。自分も学生の頃はそうだった。こうしてみると、カッコだけはプロのbudoriは浮いて見える。
 一人OUCCのジャージを着た選手に話しかけると、Andreasと言う学生で、横浜の鶴見にいる友達のところに行った事があるので、日本のことは好きだという。早速BudoriのSRMに反応して「すごいの持ってるね」と言う。本人はCervelo SoloistカーボンにZIPPのカーボンホイールを前後につけ、カンパレコードフルセット。ざっと80万円はかかっている。最終的に40-50人くらいの学生が集まった。
 この初心者軍団を引き連れて、まずはオックスフォード市街のど真ん中を走り出すのだが、進路をふらふらしたり、車を自転車で囲んだりで、危険きわまりない。どう統率するかもオーガナイズされていないし、初心者を引き連れていきなりこれは日本では絶対ないな。とにかくケガだけしないように、車間をとってまわりをよく見ながら走る。道路に穴があいていたり、危険な箇所は前を走っている人が後ろの人に教えるように、と先輩学生が教えると、みんな細かくいちいち、指示を始める。対向車が来たら、Cars Up!と言うように言われたので、車線のある道路でも対向車線から車が来ると”Cars Up!”と言うところは微笑ましくもあるが、「車線のない道路では指示を出すように」というのがホントの目的なので、いちいち車が来るたびに言わなくてもいいのだが・・・
まとまりのつかない集団は、右だ、左だ、と叫びながらようやくオックスフォードまで帰ってきた。
 この後は、サマ-タウンハウスでお茶会である。サマータウンまで来たが、みんなまわりをきょろきょろしてどうも様子がおかしい。どうもお茶する場所を誰も知らないのである。Budorが、メール内容を一応地図で確認して、場所の目星はついている、と言うと「じゃあ君についていくよ
」と言う事になった。全く予備知識を頭に入れずやってくるイギリス人ぶりはやはりオックスフォード大の学生の中にも健在なのである。"Fresher"であるBudoriの先導により、一団はSummer Town Houseに到着。
ほどなく先輩達も到着し、会が始まるが、先輩達は積極的に後輩達に話しかける様子はなく、先輩同士でかたまっている。あまり感心しないが、日本でも若者は同じような傾向があるように思う。イギリスの若者も同じなのかな。

バーミンガム2006年10月08日 07:10

イギリス第2の都市、バーミンガムへいく。家を出たのは9時少し前。M40-M42と高速道路を乗り継ぎ、10時15分には到着。意外に早く着いた。大きな街で、高層ビルがいくつか建っている。Bullショッピングセンターの駐車場に車を停め、ショッピングセンター内を歩き出す。まだ時間が早く、ほとんどのお店が開いていないが、朝の10時半で、道路もショッピングセンターも閑散としている。
博物館の開館は12時半なので、市内の大聖堂へ行くと”Judge”という催しが行われていた。映画やテレビでみたイギリスの裁判のようなバッハのようなカツラをつけた人達が席について、説教を聞いている。どうもバーミンガム市の名士が集まった会のようであった。
そろそろ店も開き始めたので、市内を観光する。中心部に大きなショッピングモールがあり、多くの人でにぎわっているが、ロンドンに次いで大きな都市と言うには、ちょっと物足りない感じであった。
が、街がコンパクトにいろいろまとまっていて、子供を連れて買い物をするにはこれくらいの街がちょうどいい。
産業革命を牽引した都市という事からイメージしていたのとはかなり違う雰囲気の街であった。