Ackermann先生との打ち合わせ2006年03月27日 20:21

今日はbudoriの担当の先生となるProf.Ackerman先生へ面会に行った。「今週は試験でものすごく忙しいけど、14:00なら可能だよ」、との事で、先生から案内のあったPhysiologyの建物へ14:00に行く。13:57頃、建物のそばで、budoriの名を呼ぶ声がする。Naの共同研究者のChandraで、一緒にNaもいた。Chandraがイタリア人のJivanni・Bianchiを紹介してくれた。「彼の家族はイタリアで自転車を作っている。ジョバンニ、こちらはNaの夫のBudori・Shimanoだ」。と言って大笑いをした。自転車の事を知っている人は、このジョークがわかるのだが、Bianchiは世界的に有名なイタリアの自転車メーカー、Shimanoは世界的に有名な日本の自転車部品メーカー。ジョバンニの名字がBianchiなのはホントで、これにかけたジョークである。“Good Luck”と言ってくれ、Physiplogyの建物の玄関で別れた。受付のおしゃれなお姉さんにAckeremann先生と面会の約束がある、と伝えると、今来るから待ってて、言われる。ほどなくAckermann先生が現れた。背の高い、年配の人柄の暖かそうな先生だった。早速先生の部屋へ連れて行ってくれて、テーマの進め方、Key Person、一緒に研究をするのに適したクラブとして、ボート部を紹介してくれる事になった。紹介してくれる先生の一人は、生理学の中でもエネルギー代謝を専門とする先生で、もう一人は工学部の先生で、数値モデルの専門家という先生。普段の学生の生活スタイル、研究の進め方、大学の講義の内容など、いろいろ教えてくれた。学生カードを早く作って、メールアドレスを早く作る事がまず大事だ、と説明してくれた。オックスフォード大のメールアドレスは魔法のアドレスで、このアドレスからメールを出すと、オックスフォード大の最先端の研究者達が、とたんにいろいろ協力してくれるようになる、との事であった。これはなんとなくわかる気もする。先生とは2時間近く話をして、学科内のカフェで、ココアをおごってもらった。Ackermann先生自身も、もともと電気工学が専攻で、会社に4年間勤めてから、この世界はつまらん、と生理学に転向、Ph.D.を取得したそうである。そして何よりほっとしたのは、Ackermann先生がカナダ人であった事である。オックスフォードに来てから、こちらの独特の英語が聞き取れなくてかなり閉口していたので、わかりやすい先生の英語には心底ほっとした。